幕末・維新の言葉山内容堂の主張
2017/04/22 - 2017/06/19
本展では、平尾が編集した容堂の書翰集(しょかんしゅう)から、容堂の人となり、政見や人物評などを紹介し、幕末政治に重きをなした容堂こと、土佐藩15代藩主山内豊信の実像に迫ります。
開催期間 | 2017/04/22 - 2017/06/19 |
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休館日 | なし |
観覧料 | ■企画展開催期間中(4/22、23、29~6/19)700円(団体20名以上560円) ■その他の期間(4/24~28)500円(団体20名以上400円) ■高知城とのセット券 当館企画展開催期間中(4/22、23、29~6/19) 890円 その他の期間(4/24~28) 730円 ※高校生以下は無料 ※高知県・高知市長寿手帳をお持ちの方は無料 ※身体障害者手帳、精神障害保健福祉手帳、療育手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳所持者と介護者1名は無料 ●観覧券は当日のみ有効です。(年間観覧券は除く) |
展示の見どころ
史料としての容堂書状
「公武合体主義を堅持して幕末の政治舞台に活躍した容堂の政見、立場などはその政友春嶽、宗城にあてたものだけに率直に告白され、吐露されている。これは幕末期の複雑な政局とその推移を理解し、判断するための好個の史料だともいえるし、また公武合体論者としての容堂の心事を思量する不可欠の文書でもある。」(『容堂公遺翰』より)
容堂書状の魅力
「容堂は詩人であり、かつ酒徒であった。(略)その文章の奔放自在、その文字に含まれる詩趣、その行間に奔流する酒の香に異常な興奮をさえおぼえたのである。詩集や文集では味わうことのできない、もっと赤裸々な容堂の人間性をそこに見ることができたのである。書翰文学ということがゆるされるならば、かれの書翰はまさに独特の味と香気を放つ文学ではないか。」(『容堂公遺翰』より)
【平尾道雄】
高知市出身。明治33年(1900)~昭和54年(1979)。大正9年(1920)、東京・代々木の山内家家史編輯所に入所以来、土佐藩政史、特に維新史の研究に専心する。著書に『海援隊始末記』『新撰組史録』『山内容堂』『吉田東洋』『土佐藩財政史』『土佐藩』など多数。
主な展示資料
山内容堂肖像画 近代 作者不詳
山内豊栄(とよよし)宛書状
豊信公御書控
容堂愛用 馴鹿彫刻玻璃杯(となかいちょうこくはりはい)山内神社蔵
容堂作・筆 七言絶句「船出室津」
松平春嶽撰 山内容堂追悼文
特別公開中 坂本龍馬書簡
今まで全く存在が知られておらず、封紙に入ったままの状態で見つかった。大政奉還から150年を経て、歴史の封印が解かれる趣をもった書簡。「新国家」の文字が躍る注目の新発見資料。
当館にて特別公開しております。
坂本龍馬書簡 慶応3年(1867)11月10日 中根雪江宛
展示期間 | 3月4日(土)~5月7日(日) (5月8日(月)以降はレプリカにかわります) |