大政奉還150年記念企画展 大政奉還と土佐藩
2017/09/15 - 2017/11/27
大政奉還から150年という節目の年、土佐藩や土佐ゆかりの志士たちの視点から、大政奉還への道のりを振り返ります。
開催期間 | 2017/09/15 - 2017/11/27 |
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休館日 | なし(10月24日のみ12:00開館) |
観覧料 | ■観覧料 700円(団体20名以上560円) ■高知城とのセット券 890円 ※高校生以下は無料 ※高知県・高知市長寿手帳所持者は無料 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳所持者と介護者(1名)は無料 ●観覧券は当日のみ有効です。(年間観覧券は除く) |
備考 | □10月7日(土)~15日(日)「高知城秋の夜のお城まつり」開催中は21:00まで開館延長 ※お城まつり中止の場合は、通常通りの開館時間となります |
展示の見どころ
急展開する幕末の土佐藩政を初公開資料も交えて紹介
安政5年(1858)、日米和親条約の締結から大政奉還まで、わずか10年。慶応3年(1867)に至るまでの道のり、その間土佐藩では何が起きていたのか?山内家資料や寄贈後初公開となる新収蔵資料、県内外から集めた名品の数々によって紹介します。
龍馬ゆかりの資料を里帰り展示
今年は、坂本龍馬・中岡慎太郎の没後150年でもあります。そこで本展では、京都寺田屋ゆかりの資料を里帰り展示します。県内ではめったに見られない好機。総合展示室で特別公開の新発見龍馬の手紙とあわせてお楽しみください。
(※会期中、資料の入替展示をします。展示期間にご注意ください。)
主な展示資料
大政奉還建白書写 慶応3年9月付(通期展示)
土佐藩が記録保存用に作成した建白書の写し。山内容堂の提出した本文に続けて、後藤象二郎らの連名で作成した別紙副書も続けて写されています。全長約4mにおよぶ長文ですが、本展では全部を公開します。
緋羅紗地数珠文陣羽織 山内豊信(容堂)所用 19世紀 (通期展示)
15代藩主山内豊信(やまうちとよしげ、隠居後は容堂と号す)のものと伝わる陣羽織です。鮮やかな赤に、巨大な数珠をあしらった大胆なデザイン。彼の人柄をうかがわせる一品です。
坂本龍馬書状 慶応3年10月13日 後藤象二郎宛 (高知県立坂本龍馬記念館蔵)【展示期間:10/7~11/27】
10月13日、徳川慶喜は上洛中の40藩の重臣を二条城に集め、大政奉還について諸藩の意見を問います。この手紙はまさにその日、大政奉還の実現を期して登城する後藤象二郎を龍馬が激励するもの。文面からは2人の覚悟と熱気が伝わります。
刀 左行秀作・坂本権平直方佩用 (個人蔵・通期展示)
幕末に活躍した刀工で土佐藩御用鍛冶師、左行秀(さの ゆきひで)の刀。銘に「應阪本直方需造焉(さかもとなおかたのもとめにおうじてつくる)」とあり、龍馬の兄権平が制作を依頼した刀です。この刀を譲り受けた龍馬は、友人の甲冑と交換したといいます。
[里帰り展示]坂本龍馬書状 寺田屋伊助宛 (京都府立総合資料館蔵・京都文化博物館管理)【展示期間:9/15-10/16(前期)】
寺田屋登世と伊助にあてた龍馬の手紙を1巻にまとめた書簡集の中の1通。京都を離れた龍馬は、長崎で海援隊を結成し、その隊長となったことなどを伝えています。
※書簡集は全5通を前期・後期(10/17-11/27)で場面替えして展示します。
※吉田東洋肖像写真は、11月19日(日)「お城下文化の日」にのみ原板を展示します。
関連行事
特別講座「龍馬は寺田屋で襲われて良かったー再発見された龍馬書簡の真意ー」
講師:宮川禎一(京都国立博物館 学芸部 列品管理室長)
日時:10月8日(日)13:30~15:00
会場:当館1階ホール
定員:80名(参加費無料・要事前申込)
申込方法:9月20日(水)までに電話・FAX・ハガキ、または当館1階の受付に直接のいずれかでお申し込みください。FAX・ハガキの場合は氏名・郵便番号・住所・電話番号をお知らせください。(応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。)
幕末維新6講座 第3回「幕末維新の天皇と政治」
講師:藤田覚(東京大学名誉教授)
日時:10月14日(土)14:00~15:30
会場:当館1階ホール
定員:80名(参加費無料・要事前申込)
申込方法:9月1日(金)〜10月1日(日)までの間に、電話・FAX・ハガキ、または当館1階の受付に直接のいずれかでお申し込みください。FAX・ハガキの場合は、「幕末維新6講座・第3回」と明記の上、氏名・郵便番号・住所・電話番号をお知らせください。(応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。)
学芸員によるスライドレクチャー
展覧会の見どころを学芸員が解説します。
日時:11月5・12・19・26日(いずれも日曜日、午前10時30分より約20分)
会場:3階映像コーナー「土佐史探索室」
*お申し込みは不要ですが、入場には展示観覧チケットが必要です。