特集展 新時代の幕開け~土佐人の見た欧羅巴(ヨーロッパ)
終了
明治の幕開け――それは日本が世界への扉を開き、 「西洋」「近代」と向き合う時代の始まりでした。
2017/12/30 - 2018/03/05
平成30年=2018年は、明治維新から150年という節目の年にあたります。
明治時代は、その幕開けとともに日本人が世界へと飛び出し、そこで見聞きした体験をもとに急速に近代化・西洋化をすすめた大きな変化の時代でした。
幕末・明治を生きた日本人の目に、未知なるヨーロッパ(欧米)社会はどのように映ったのでしょうか。土佐出身の海外視察団や留学生達が見た世界や、日本に入ってきた西洋文明との出会いを、彼らの残した文物や著作を通じてご紹介します。
明治時代は、その幕開けとともに日本人が世界へと飛び出し、そこで見聞きした体験をもとに急速に近代化・西洋化をすすめた大きな変化の時代でした。
幕末・明治を生きた日本人の目に、未知なるヨーロッパ(欧米)社会はどのように映ったのでしょうか。土佐出身の海外視察団や留学生達が見た世界や、日本に入ってきた西洋文明との出会いを、彼らの残した文物や著作を通じてご紹介します。
開催期間 | 2017/12/30 - 2018/03/05 |
---|---|
休館日 | なし(年末年始も開館) |
観覧料 | ■700円(団体20名以上560円) ■高知城とのセット券 890円 ※1/30(火)~2/8(木)は企画展展示替え期間のため500円(団体20名以上400円/セット券730円) ※高校生以下は無料 ※高知県・高知市長寿手帳をお持ちの方は無料 ※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳所持者と介護者1名は無料 ●観覧券は当日のみ有効です。(年間観覧券は除く) |
備考 | 12/26(火)~31(日)は高知城休館、1/1(月)は高知城特別無料開館のため、セット券の販売はありません。 |
展示の見どころ
明治の初めに世界へ飛び出した土佐人ゆかりの資料を公開
日本人が海を渡り世界へ飛び出した幕末・明治の時代、さきがけとなる人物には土佐藩・高知県出身者が数多くいます。彼らの残した日記や手紙、ゆかりの品から、当時の海外旅行・留学事情を探ります。
山内家近代資料から、洋行関係資料を展示
江戸時代を通じて土佐藩主をつとめた山内家。明治維新後は侯爵となり、自らの知識・教養をみがくだけでなく、土佐出身者の支援者として留学生の支援なども行いました。
山内家の近代資料から、留学生たちの洋行みやげや、17代当主豊景夫妻の洋行関係資料をご紹介します。
主な展示資料
国沢新九郎 坂本龍馬像
高知藩が派遣した留学生団の一員として明治3年(1870)にイギリスに留学した国沢新九郎による油彩画。はじめ法学を学んだ新九郎は、途中西洋画に転向。帰国後には日本初の洋画展覧会を開催し、当時西洋で油絵を勉強してきた唯一の人として多くの門人を教えた。
(高知県立坂本龍馬記念館蔵)伊賀陽太郎 英文ノート
留学生団と同時期にイギリスへ私費留学していた、旧土佐藩家老の伊賀陽太郎による英文ノート。手紙などを英作文した上で、家庭教師から添削指導を受けている。手紙の内容からは当時の留学生達の暮らしがうかがえる。
(宿毛市立宿毛歴史館蔵)山内禎子肖像写真
山内家17代当主山内豊景夫人、禎子の肖像写真。ローブデコルテ(婦人用の礼服)に身を包み、フランスの写真館で撮影したもの。夫妻は明治40~43年にかけてフランスに滞在、この間にヨーロッパ各地を周遊した。