特別展示 ジョーハク 刀剣 強化月間 第2弾 南海太郎
2021/07/02 - 2021/08/23
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、8月21日(土)~9月3日(金)の間、臨時休館いたします。
9月4日(土)から再開館予定ですが、今後の状況によっては休館期間が延長される場合があります。
ご来館を楽しみにして頂いていた皆さまには大変申し訳ありませんが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
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開催期間 | 2021/07/02 - 2021/08/23 |
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休館日 | なし |
観覧料 | 700円(団体20名以上560円)高知城とのセット券900円 ●上記の料金で全ての展示がご覧になれます。 ※高校生以下無料 ※高知県・高知市長寿手帳所持者は無料 ※身体障害者手帳、精神障害保健福祉手帳、療育手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳所持者と介護者1名は無料 ●観覧券は当日のみ有効(年間観覧券は除く) |
備考 | 音声ガイドの利用について お手持ちのスマートフォンでご利用いただけます。 ※展示室内ではイヤホンをご利用ください。 ※イヤホンは無料貸出も行っています。 ※スマートフォンをお持ちでない方には無料で音声ガイド(タブレット)を貸出ししています。 ※会場内限定配信 |
展示の見どころ
常設展示、強化中
会場は、年間を通して土佐藩主山内家伝来の大名道具を展示する「総合展示室2」。
2ヶ月ごとに展示替えをくり返しながら、常時、甲冑・陣羽織・刀剣・茶道具・書画など約50~60点をご紹介しています。
“ジョーハク 刀剣 強化月間”は、この部屋の一角でのささやかな展示。
ではありますが、特色ある資料・高精細写真・音声ガイドを力いっぱい投入し、南海太郎の魅力に迫ります。
刀剣の理想を強く追い求めた南海太郎の軌跡
南海太郎朝尊こと森岡友之助は、文化3年(1806)、土佐国高岡郡黒岩村(現・高知県高岡郡佐川町)に大鋸鍛冶の次男として生まれました。
刀工を志して文政年間(1818-31)上京し、伊賀守金道に入門したといい、また一説に江戸で水心子正秀にも学んだといいます。
江戸では湯島天神横、京では西陣、幡枝などに鍛冶場を構え、このほか土佐、大坂でも腕をふるいました。
作刀の材料と技法を理論化した「刀剣五行論」、新々刀の刀工の系譜と銘を独力で集成した「新刀銘集録」の著書があり、理論家として高く評価されています。
一方で作刀の技量と理論が釣り合わないと評されがちなのですが。。。
今回展示するのは制作年代と作風を異にする3振。
それぞれに、各地を遊歴し、古今東西の様々な刀を見てきた朝尊が刀剣の理想を追い求めて模索する姿を彷彿とさせます。
01 大太刀 銘 南海太郎朝尊錬之 弘化三年丙午二月日
全長187.0cm、重さ4.7kg。大迫力の大太刀。
02 刀 銘 土佐国高岡郡春木城主従五位下武蔵守藤原朝臣家重君十一代後胤谷脇勘解由藤原重之君應需
同国同郡黒岩郷二ツ野村産森岡南海太郎朝尊於鳳城堀川一條作之干時嘉永六年癸丑十二月中浣
銘は83文字。硬軟の鉄を交えた肌に直刃を焼いた意欲作。
03 刀 銘 南海太郎朝尊 天保五 八月日
豪壮な姿、詰んだ板目に丁子乱、これぞ南海太郎。
鑑賞力を強化してみませんか?
「作風???」「どれも同じに見える。。。」と思われる方も多いかもしれません。
そこで会場では、限定配信の音声ガイドと、「予習コーナー(刀の鑑賞基礎知識)」をご用意しています。
音声ガイドは「刀の鑑賞基礎知識」「南海太郎」の2部構成。
初心者向けガイド「刀の鑑賞基礎知識」では、やさしく丁寧に刀の見かたをガイドします。
展示ケースと少し離れた位置に「予習コーナー」を設けましたので、 「刀の鑑賞基礎知識」を聞く方は、そちらで、他の観覧者の動線を気にすること無くごゆっくり聞いていただけます。
音声ガイド「南海太郎」では、それぞれの刀のみどころ、刀の由緒を拡大写真などもまじえ、ガイドいたします。
ナレーターは声優・小野大輔さん。なんと南海太郎と同じ高知県佐川町のご出身です。
【小野大輔さんプロフィール】
小野大輔(声優)
1978年生まれ、高知県佐川町出身。大学在学中からテレビやラジオの制作に携わり、その後2001年より声優として活動を開始。故郷の高知県に馴染みが深く2010年に高知県観光特使任命され、2017年からは出身地の高知県佐川町の観光大使を務めている。
代表作「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ(空条承太郎)、「おそ松さん」(松野十四松)、「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」(古代進)など多数。