展示
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武家の服飾―山内家伝来装束の世界―

開催中

2024/06/22 - 2024/09/01

初代山内一豊から16代山内豊範まで、歴代土佐藩主の所用品を中心に山内家伝来の服飾資料を一挙公開。武家の装いに備わる機能と美、そしてそこに垣間見える武士のすがたをご紹介します。
開催期間 2024/06/22 - 2024/09/01
休館日 なし
観覧料 700円(常設展含む)(団体20名以上560円)
■高校生以下は無料
■高知城とのセット券/900円
*高知県・高知市長寿手帳所持者は無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳所持者と介護者(1名)は無料
●観覧券は当日のみ有効です。

展示の見どころ

開館以来初となる服飾の企画展

本展は、当館の開館以来初となる服飾をテーマとした企画展です。修理後初公開資料を含む約30点の服飾関係資料を展示します。

 

山内家伝来服飾資料の特徴

土佐藩主山内家に伝わる服飾資料の多くは、武家にふさわしく陣羽織や具足下着などの戦衣に関わるものです。大半の歴代藩主が着用したものが伝わっており、それぞれの時代をよく表す資料も含まれています。戦乱の世から泰平の世へと移り変わっていく中で、戦衣がどのように変化していったのかを捉える手がかりとなる貴重な資料群と言えるでしょう。


写真:白地牡丹唐草文様緞子具足下着 2代藩主山内忠義所用 江戸時代初期(17世紀)

 

歴代藩主の所用品を中心に、武家の装いを三つの場面に分けて紹介

武士としての威厳と着用者の個性があらわれた戦衣、武家社会の序列を示すために公の場で着用した衣服、武家の芸能となった能に用いられ荘重豪華を極めた能装束、それぞれ異なる表情を見せる服飾資料からは、さまざまな武士の姿を見ることができます。

写真:紫羅背板地二十三夜月文様陣羽織 5代藩主山内豊房所用 江戸時代中期(18世紀)
※修理後初公開

 

展示構成

武 の装い

戦衣に備わる機能と美について、初代一豊、2代忠義の所用品を中心に読み解きます。歴代藩主の個性豊かな陣羽織もご紹介します


写真:黒羅背板地日輪文様陣羽織 初代藩主山内一豊所用 桃山-江戸時代初期(16-17世紀)

 

公の装い

「公(おおやけ)」の装いとして、江戸幕府が定めた衣服制度に関わる資料や、土佐藩の年頭儀礼で着用した紙衣などを展示します。


写真左:浅葱麻地丸三柏紋付裃     江戸時代後期(19世紀)
写真右:濃萌黄地丸三柏紋付熨斗目  江戸時代後期(19世紀)

 

芸の装い

金糸や金箔がふんだんに使われた絢爛豪華な能装束を中心に展示します。文様を表す高度な技法にもご注目ください。


写真:雪持南天団扇色紙散文様唐織  江戸時代後期(19世紀)

 

刊行物

本展の内容をコンパクトにまとめたガイドブックを刊行します。
すべての展示資料をオールカラーで収録。全文英訳付。

ワークショップ

「陣羽織をデザインしよう!」
自分が着てみたい模様を描いて、陣羽織をデザインしてみよう!
日時:会期中いつでも
参加費:無料(要観覧料)
場所:当館3階ロビー ハンズオンコーナー
※他イベントにより場所の変更や休止をする場合があります。

 


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